脅威アクターのプロファイリング · Fortgaleによる技術的なアトリビューション
CTI · ケイパビリティ01 · 脅威アクターのプロファイリング

攻撃しているのは誰か 脅威アクターを特定します

多くのSOCはアラートをクローズします。しかし、その背後に誰がいるのかを知るSOCは多くありません。 脅威アクターのプロファイリングは、フィッシング、マルウェア、クラウド攻撃といった一般的なインシデントを、 攻撃者に関する知見に変えます。MITRE ATT&CKにマッピングしたTTP、確認されたインフラ、 被害者の傾向、そして確度を明示したアトリビューション(攻撃者の特定)です。

287追跡中の脅威アクター
4ステップアトリビューションの手法
4段階確度の評価
フレームワーク · 標準
MITRE ATT&CK
Diamond Model
STIX 2.1
TAXII 2.1
分析 · 手法
OSINT
HUMINT
TECHINT
リバースエンジニアリング
課題

アトリビューションのないSOCのデータは、手がかりにならない

誰が引き起こしたのかを知らずにクローズしたアラートは、学ぶ機会を失ったアラートです。それが年に何千回も繰り返されると、投資を増やしても防御が改善しない原因になります。

01

量は多く、優先度はない

1日に何千件ものアラートが、どれも同じような重大度で届きます。プロファイリングがなければ、SOCチームは大量のスパムもCFO(最高財務責任者)を狙ったスピアフィッシングも同じように扱います。

02

標的型と無差別型の区別がつかない

同じ技術的なベクター(例:フィッシングメール)でも、無作為のスパムの場合もあれば、何週間もかけて準備された攻撃の場合もあります。アトリビューションがなければ、その違いは表に出てきません。

03

画一的な防御

誰が攻撃しているのかを知らなければ、対策は一律に適用されます。すべてをブロックし、すべてにアラートを出し、すべてを記録することになります。その結果、ノイズ、疲弊、コストの増加が生じ、防御への投資対効果は下がっていきます。

すべてを変える区別

「誰が攻撃しうるか」と「誰が攻撃しているか」

一般的な脅威インテリジェンスは全体像を示します。脅威アクターのプロファイリングは、その組織の実際のインシデントと被害者の傾向をもとに、特定の組織にとっての実際の攻撃者を特定します。たとえば警察庁と内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)は2025年1月、2019年頃から続くMirrorFaceによる攻撃キャンペーンについて注意喚起を公表しました。こうした公表情報は「誰が攻撃しうるか」を知るうえで欠かせませんが、自組織を実際に狙っているのが誰かは、自組織のインシデントを分析しなければわかりません。

脅威の全体像 · 「誰が攻撃しうるか」
  • 著名なグループの抽象的な分類
  • 業種ごとの一般的な傾向
  • マクロな集計統計
  • CISOが最初に方向性をつかむのに有用
  • 四半期または年次の更新
必要だが、それだけでは不十分
脅威アクターのプロファイリング · 「誰が攻撃しているか」
  • その組織に実際に接触したアクター
  • お客様自身のインシデントで確認されたTTP
  • 業種・地域と整合する被害者の傾向
  • 具体的な防御の意思決定を導く
  • 継続的な更新 · SOCとのフィードバックループ
運用に直結 · すぐに活用できる
手法 · 4ステップ

SOCのアラートから、文書化されたアトリビューションへ

神秘的なプロセスではありません。重要度の高いすべてのインシデントに適用できる、文書化可能な技術的パイプラインです。結果には必ず確度が明示されます。証拠が足りずアトリビューションできない場合も、Fortgaleはそのことをお伝えします。

  1. 01
    SOCのアラートからフォレンジックの証拠へ

    トリアージとアーティファクトの収集

    ペイロード、IPアドレス、ドメイン、ハッシュ、メールヘッダー全体、エンドポイントのログ、ネットワークのテレメトリなど、あらゆるアーティファクトを抽出し、フォレンジックの観点から保全します。IOCを確定させるまで、封じ込めの措置はとりません。

    EDRトリアージメールフォレンジックネットワークキャプチャメモリスナップショット
  2. 02
    アーティファクトからパターンへ

    MITRE ATT&CKとの相関とプロファイル照合

    確認されたTTPをMITRE ATT&CKフレームワークにマッピングし、CTIチームがすでに追跡している脅威アクターのプロファイルと照合します。戦術、テクニック、サブテクニックの各レベルで重なりを特定します。

    MITRE ATT&CKTTPマッピングプロファイル照合Sigmaルール
  3. 03
    パターンからフィンガープリントへ

    インフラ · ツール · コード · 被害者の傾向

    C2インフラ(ASN、レジストラ、ホスティングのパターン、TLSフィンガープリント)、ツール(ローダー、RAT、パッカー)、マルウェアのコード(類似性ハッシュ、言語的な痕跡)、被害者の傾向(業種、地域、規模)を分析します。

    C2フィンガープリントコード類似性リバースエンジニアリング被害者の傾向
  4. 04
    フィンガープリントからアトリビューションへ

    文書化されたアトリビューションと確度

    確度(高、中、低、不十分)を付けて、明示的なアトリビューションをまとめます。証拠が足りない場合は、最も可能性の高い仮説を行き過ぎのない形で示します。性急なアトリビューションは商用CTIに広く見られる悪い慣行であり、Fortgaleは行いません。

    確度 高/中/低アトリビューションの文書化仮説の順位付け社内ピアレビュー
ベクター別の詳細

Fortgaleはインシデントごとにどう帰属させるか

確認されるインシデントの90%超は、フィッシング、マルウェア、クラウド攻撃の3つのベクターで占められます。それぞれに専用のアトリビューション手法があります。

ベクター01

フィッシングのアトリビューション

一見ありふれたキャンペーンから、キットと運用者の特定へ

フィッシングメールが単独の出来事であることはまれです。Fortgaleは、使用されたキット(Tycoon 2FA、Mamba 2FA、Caffeine、EvilProxy、NakedPages、W3LL、Greatness)、ランディングページの構成、配信インフラ(レジストラ、ASN、証明書のフィンガープリント)、被害のパターン、そしてキャンペーンの背後にいる運用者を分析します。同じキットでも、使い方は運用者によって異なります。

  • AiTMツールキット Tycoon 2FA · Mamba 2FA · Caffeine · EvilProxy · W3LL。ランディングページ、リダイレクトの連鎖、セッションCookieの乗っ取りに、それぞれ特徴的なフィンガープリントがあります。
  • スピアフィッシングの運用者 LinkedInでの偵察、被害者に関するOSINT調査、文脈の作り込み(取引先のロゴ、実在の人物、業務プロセス)。
  • MFA回避のアトリビューション AiTMキット、ソーシャルエンジニアリングによるSIMスワップ、自動化されたプッシュ疲れ攻撃、OAuth同意フィッシングを区別します。手法ごとに、異なる運用クラスターを示します。
  • 地域を絞った攻撃か無差別型か 送信量、お客様のドメインの絞り込み、現地語として自然な文面か機械翻訳か、各国の銀行や行政機関のロゴなど、特定の地域を狙っていることを示す指標。
経営層向け

経営層向け:AiTMキャンペーンを特定の運用者に帰属させると、手作業で分析する1,000通のメールではなく、2〜4個の的を絞った対策(条件付きアクセスポリシー、重点対象者へのFIDO2ハードウェアキー、ジオフェンシング、IdP側の検知ルール)に落とし込めます。

ベクター02

マルウェアのアトリビューション

検体から、ファミリー、作成者、インフラの特定へ

マルウェアは、ブロックすべきハッシュ値にとどまりません。Fortgaleは、コードの類似性(BinDiff、ssdeep、TLSH、Vector35による再利用の検出)、選ばれたパッカーとクリプター、C2プロトコル(独自か既知のフレームワークか)、永続化のパターン、言語的な痕跡(コメント、デバッグパス、PDB、エンコーディング)、PEのタイムスタンプとコンパイル時刻を分析します。技術的な選択の一つひとつが、作成者の候補を絞り込みます。

  • コードの類似性と再利用 ファミリー間で共有されるコードブロックの特定(例:SystemBC、Matanbuchus、BumbleBee → 関連の多い運用者)。
  • パッカー · クリプターの選択 PrivateLoader、SmokeLoader、独自のThemidaのどれを使うか → アフィリエイトのクラスター。
  • C2プロトコルのフィンガープリント JA3/JA3SのTLSフィンガープリント、自己署名証明書のパターン、HTTPヘッダーの特徴、Torか平文か、ビーコンの間隔。
  • 言語と文化の痕跡 文字列のエンコーディング(ロシア語のCP1251、中国語のGBK)、再利用されたオープンソース部品のコミットのタイムゾーン、ユーザー名を含むPDBパス、方言のタグ。
  • 活動のリズム コンパイル時刻のパターン(特定のタイムゾーンの勤務時間帯)、再コンパイルの頻度、インフラを切り替える周期。
経営層向け

経営層向け:フォーラムで販売される汎用ローダーか、標的に合わせて作られた独自のマルウェアかを見分けることで、必要な対応のレベルは大きく変わります。汎用か独自かの違いは、パッチ適用で済むか、本格的なDFIRが必要かの違いです。

ベクター03

クラウド攻撃のアトリビューション

Microsoft 365 · AWS · Azure · GCP · OAuthの悪用

クラウドへの攻撃は最も急速に増えているベクターであり、多くのCTIベンダーが最も備えていない領域でもあります。Fortgaleは、IAMの列挙パターン、OAuth同意の悪用、トークン窃取の連鎖、クラウドネイティブな永続化(フェデレーションIDのバックドア、隠れたサービスプリンシパル、休眠させたアプリ登録)、正規のAPIを使ったデータの持ち出しを追跡します。

  • OAuth悪用の特徴 不正なアプリ同意のパターン、要求されるスコープ(Mail.ReadWrite、offline_access、full_access_as_user)、アプリ名のパターン(Microsoftの模倣、人事ツールを装った名前)、On-Behalf-Ofフローの悪用。
  • トークン窃取のアトリビューション AiTM、インフォスティーラー(RedLine、Lumma、Vidar)経由、ブラウザCookieの持ち出し、PRTの窃取を区別します。手法ごとに、異なる運用クラスターと相関します。
  • クラウドでの永続化のパターン 休眠したサービスプリンシパル、フェデレーションIDの改ざん(Solorigate型)、条件付きアクセスの改変、Microsoft Graphのサブスクリプションの悪用。
  • 境界としてのアイデンティティ サインインのパターン、単純ではない「あり得ない移動」、デバイス参加の異常、プライマリ更新トークン(PRT)の悪用、レガシーのアプリパスワードを使ったMFA回避の分析。
  • Living-off-the-cloud(正規クラウド機能の悪用) 正規のAPI(Power Automate、Logic Apps、Lambda関数)をC2やデータの持ち出しの経路として使う手口で、2025〜2026年に大きく増えているベクターです。
経営層向け

経営層向け:アトリビューションできたOAuth同意の悪用は、3つの具体的な対策(管理者同意のワークフロー、アプリガバナンスのポリシー、未検証アプリに対する条件付きアクセス)に落とし込めます。いずれもMicrosoftのテナントにすでにある機能で、正しく設定するだけです。

レポート · プロファイリングしたアクター

Fortgaleの技術プロファイルの実例7件

FortgaleのCTIチームが追跡し、アトリビューションを行ってブログで調査結果を公開した3つのアクター。世界規模で活動する初期アクセスブローカー1つ。2024〜2026年に欧州で特に活発なランサムウェアグループ3つ。お客様が受け取るのは、このようなレポートです。なお日本では、警察庁「令和7年におけるサイバー空間をめぐる脅威の情勢等について」によると、2025年にランサムウェアの種別が判明した被害149件のうち、最も多かったのはQilin(32件)でした。

APT · 諜報 · 2026

Operation Storming Tide

Mora_001
起源
ロシア起源 · APT
ベクター
Fortinetの悪用 · Matanbuchus 3.0 · SystemBC
被害者の傾向
欧州企業 · 製造業のサプライチェーン

Mora_001に帰属させた多段階のキャンペーンです。FortgaleのIRチームは社内でFortiSync Quasarとして追跡していました。Fortinetの悪用、Matanbuchus 3.0の展開、Astarion RATとSystemBC。ランサムウェアの運用から純粋な諜報活動へと移行しています。データの持ち出しは阻止しました。

APT · 諜報FortinetゼロデイMatanbuchus 3.0Astarion RAT
確度 · 高 レポートを読む →
サイバー諜報 · 2023年〜活動中

PhishSurf Nebula

PhishSurf Nebula
起源
起源は未確認 · APT級のリソース
ベクター
銀行 · 金融 · 欧州 · MFA回避 · AiTM
被害者の傾向
欧州の銀行業界 · 経営幹部

欧州の銀行業界を主な標的とする高度なサイバー諜報グループです。AiTMによるMFA回避、各地域のレジストラに分散したインフラ、広範なOSINTにもとづいて準備されたソーシャルエンジニアリング。背後には相当なリソースがあります。

銀行 · 金融AiTMフィッシングMFA回避サイバー諜報
確度 · 中 レポートを読む →
脅威アクター · 2022年〜活動中

Nebula Broker

Nebula Broker
起源
欧州起源 · 独自ツール
ベクター
BrokerLoader(独自) · 欧州を標的
被害者の傾向
欧州の組織 · サプライチェーン

Fortgaleが2022年3月から追跡している、独自開発のマルウェア(BrokerLoader)を使う欧州の攻撃者です。独自の攻撃能力を持つ地域の攻撃者というまれな事例で、FortgaleのCTIが単独で文書化しています。

欧州の脅威アクター独自マルウェアBrokerLoader初期アクセスブローカー
確度 · 高 レポートを読む →
ワーム · ローダー · 2021年〜活動中

Raspberry Robin

Raspberry Robin · DEV-0856 / Storm-0856
起源
初期アクセスブローカー · ロシア系
ベクター
USBワーム · Windows Installerの悪用 · Tor経由のC2
被害者の傾向
ランサムウェア前段のアクセス販売 · 欧州・米国の複数業種

USBワームから、ランサムウェアグループ(LockBit、Akira、Clop)向けの主要な初期アクセスブローカーへと発展しました。特徴的なパターン:regsvr32と連鎖するmsiexec、fodhelper.exe経由のrundll32の悪用、TorのonionドメインによるC2、FakeUpdates、IcedID、Bumblebeeの後続ダウンローダー。欧州のテレメトリでは2025〜2026年にかけて増加しています。

初期アクセスブローカーUSBワームTor C2ランサムウェア前段
確度 · 高 レポートを読む →
ランサムウェア · 2024年〜活動中 · 主要グループ

RansomHub

RansomHub · RaaS
起源
ALPHV/BlackCatの後継 · 元アフィリエイト
ベクター
RaaS · 二重脅迫 · Linux/ESXi/Windows向けビルダー
被害者の傾向
複数業種の企業 · 医療 · 製造 · 公共

ALPHV/BlackCatの崩壊後、2024年初めに登場したRansomHubは、高い能力を持つアフィリエイト(Change Healthcareの事案に関わったアフィリエイトを含む)を短期間で取り込みました。Linux/ESXi/Windows向けのビルダー、独自のデータ持ち出しツール、Tor上のリークサイト。2024〜2025年、欧州企業への影響で上位のグループです。

RaaS二重脅迫ESXiを標的医療 · 製造
確度 · 高 レポートを読む →
ランサムウェア · 2023年〜活動中 · 欧州で多発

Akira

Akira · RaaS
起源
Conti解体後の元関係者 · 再編されたグループ
ベクター
VPNの悪用(Cisco ASA、SonicWall) · 二重脅迫 · ESXi
被害者の傾向
欧州の中堅企業 · 製造 · 専門サービス · 建設

2023年3月から活動しているAkiraは、2024〜2026年を通じて高い頻度で被害を出し続けており、欧州の中堅企業に重点を置いています。主な初期侵入の経路は、MFAが設定されていないVPN機器(Cisco ASA、SonicWall SSLVPN、修正されていない既知の脆弱性)の悪用です。ESXiを効果的に暗号化し、Tor上に80年代風のデザインのリークサイト「Akira Dark Site」を運営しています。

VPNの悪用ESXi暗号化欧州の中堅企業Contiの系譜
確度 · 高 レポートを読む →
ランサムウェア · 2023年〜活動中 · 強硬な交渉

Medusa

Medusa · RaaS
起源
未確認 · ロシア語圏
ベクター
フィッシング · 公開エクスプロイト · ドライバーを悪用するBYOVD
被害者の傾向
公共 · 医療 · 教育 · サービス · 建設

Medusaは、強硬な交渉(リークサイト上で公開のカウントダウンを行い、身代金の要求額を引き上げる)と、EDRを無効化するためのBYOVD(Bring Your Own Vulnerable Driver)の多用で知られています。2024〜2025年には欧州の公共部門で多くの被害を出し、自治体、地域の保健当局、学校での事案が記録されています。

BYOVD公共部門強硬な交渉リークサイトのカウントダウン
確度 · 中 レポートを読む →
信頼性 · 手法

確度をどう伝えるか。そしてFortgaleが帰属させないとき

性急なアトリビューションは、商用CTIで最も広く見られる問題の一つです。Fortgaleはすべてのアトリビューションの確度を明示し、証拠が不十分な場合はそれを認めます。

高

互いに独立した複数の証拠

C2インフラ、マルウェアのコード、MITRE ATT&CKのTTP、被害者の傾向、言語的な痕跡のうち、少なくとも3つの独立した要素が重なっている状態です。アトリビューションはレポートに文書化されます。

中

一定の証拠、欠けた要素

1〜2つの要素が重なり、残りは部分的な証拠にとどまる状態です。アトリビューションは最も可能性の高い仮説として示し、欠けている要素も明記します。

低

重なりは一つだけ

重なる要素が一つだけの状態です(例:共通するIOCが1件)。最も可能性の高い仮説を、可能性の低い代替仮説とあわせて示します。これはまだアトリビューションではありません。

不十分

証拠が十分でない

Fortgaleは、証拠が足りないことを明示します。収集したデータと確認されたTTPは共有しますが、アトリビューションを無理に行うことはありません。ベンダーの中ではまれですが、Fortgaleでは標準の進め方です。

成果物

お客様のお手元に届くもの

4つの具体的な成果物です。保管するだけのレポートではなく、SOC、SIEM、エンドポイント、経営層にそのまま活用できる運用資料です。

01

アクタープロファイル(PDF + JSON STIX)

MITRE ATT&CKにマッピングしたTTP、IOC、C2インフラ、ツール、被害者の傾向、アトリビューションと確度をまとめた構造化文書です。技術者向けと経営層向けの2つの版を用意します。

02

専用の検知ルール

SIEM向けのSIGMAルール、静的・動的解析向けのYARA、IDS向けのSnort/Suricata、お客様のMDRプラットフォーム向けのカスタムルール。

03

拡張された対策セット

プロファイリングしたアクターにもとづいて実装すべき対策の具体的なリスト:条件付きアクセスポリシー、インフラのブロック、標的となる資産への多要素認証の必須化、アプリ同意のガバナンスなど。

04

技術者向け · 経営層向けブリーフィング

SOC・IRチーム向けにアナリストが行うライブセッション(技術的な詳細解説)と、CISO・経営層向けの別セッション(事業への影響、リスク、必要な意思決定)。

技術的な誠実さ

プロファイリングが必要ない場合

攻撃対象領域が限られ、少数の無差別型攻撃しか受けていない組織では、脅威アクターのプロファイリングは得られる価値に対して過剰です。その場合は、標準的なIOCフィードと境界防御のサービスのほうが効率的です。

プロファイリングが重要になるのは、①高い価値を持つ資産(知的財産、機微なデータ、重要インフラ)がある場合、②狙われやすい業種(金融、製造、エネルギー、医療、公共、防衛)で事業を行っている場合、③特定の標的を狙った兆候(事前の偵察、ペイロードの作り込み、経営幹部への攻撃)のあるインシデントをすでに経験している場合です。

判断に迷う場合は、ご相談ください。必要がなければ、Fortgaleはそうお伝えします。

連携

プロファイリングは防御全体の原動力

アクタープロファイルはPDFの中にとどまりません。SOCに情報を供給し、インシデント対応を加速し、MDRの対策セットを広げます。

自社運用の欧州SOC · 24·7·365

プロファイリングから生まれる検知ルール

新たにプロファイリングした脅威アクターごとに、SIGMA、YARA、MDR用のカスタムルールを作成し、SOCに配布します。SOCは監視しているすべてのお客様に、それらをリアルタイムで適用します。

SOCを詳しく見る →
MDR · 強化された検知

アクタープロファイルで強化した検知

FortgaleのMDRは、EDRベンダーのルールだけに頼りません。活動中の脅威アクターのプロファイルでルールを強化し、検知率を高めるとともに誤検知を減らします。

MDRを詳しく見る →
IR · 迅速な対応

封じ込めを早めるアトリビューション

インシデントの最中に誰が攻撃しているのかがわかれば、封じ込めと修復が早まります。次の動きを先回りし、典型的なデータ持ち出しのパターンをブロックし、データにもとづいて経営層に報告できます。

IRチームに相談する →
CTI · 関連ケイパビリティ

そのほか6つのCTIケイパビリティ

STIX/TAXII対応の脅威インテリジェンスフィード、業種別アドバイザリ、エグゼクティブ・ブリーフィング、ディープウェブ・ダークウェブ監視、ASM(アタックサーフェスマネジメント)、ブランド・ソーシャルインテリジェンス。脅威アクターのプロファイリングは、7つのケイパビリティのうちの01です。

すべてのケイパビリティを見る →
経営層への報告

スライドは3枚。3枚だけ

CISOはこのページを読みます。そのうえで、MITREの用語になじみのない取締役会に5分で説明しなければなりません。その資料をFortgaleが用意します。

01 · 現状

過去6か月に組織が受けた攻撃のうちプロファイリングした件数、標的型と無差別型の内訳、傾向

02 · 攻撃者

誰が攻撃しているか(プロファイリングしたクラスター)、その理由(動機、被害者の傾向)、明示した確度

03 · 対応

拡張された対策セット、想定コスト、期待される効果、導入スケジュール、残存リスク

「取締役会向けスライド3枚」のパックは、すべてのエグゼクティブ・ブリーフィングに含まれます。ご要望に応じて個別にも提供します。

よくある質問

脅威アクターのプロファイリングに関するよくある質問

脅威アクターのプロファイリングと一般的な脅威インテリジェンスは、何が違いますか?

一般的な脅威インテリジェンスは、著名な攻撃グループ、狙われやすい業種、傾向といった脅威の全体像を抽象的に示します。脅威アクターのプロファイリングは、特定の組織を実際に攻撃しているのが誰かを、その組織の実際のインシデント、攻撃対象領域、被害者の傾向をもとに特定します。前者はCISOの判断材料となり、後者は具体的な防御の意思決定を導きます。

標的型攻撃と無差別型の攻撃は、どのように見分けますか?

行動上の指標で見分けます。攻撃前の標的に対する偵察(LinkedIn、OSINT)、ペイロードの作り込み(ロゴ、実在の人物、取引の文脈)、タイミング(標的の業務時間)、狙われる役職(CFO、人事、IT管理者)などです。無差別型の攻撃は被害者を数あるIPアドレスの一つとして扱い、標的型の攻撃は被害者を狙うべき資産として扱います。この違いは対応の優先度を大きく左右します。

特定の攻撃グループのプロファイルを個別に依頼できますか?

はい。特定のグループからの攻撃が疑われる場合や実際に攻撃を受けた場合、FortgaleのCTIチームが個別の脅威アクターのプロファイルをオンデマンドで作成します。プロファイルには、MITRE ATT&CKにマッピングしたTTP、確認されたインフラ、ツール、被害者の傾向、関連するIOC、専用の検知ルール(SIGMA、YARA)が含まれます。納期の目安は、内容の複雑さに応じて3〜10日です。

アトリビューションの確度は、どのように示されますか?

4段階で示します。高(インフラ、コード、TTP、被害者の傾向など、互いに独立した複数の技術的証拠が裏付けている)、中(一定の証拠はあるが、欠けている要素や曖昧な要素がある)、低(重なる要素が一つだけで、最も可能性の高い仮説にとどまる)、不十分(アトリビューションには証拠が足りず、その旨を明示する)。証拠が足りない場合、Fortgaleはアトリビューションを無理に行いません。

脅威アクターのプロファイリングが必要ないのは、どのような場合ですか?

攻撃対象領域が限られ、少数の無差別型攻撃しか受けていない組織では、プロファイリングは得られる価値に対して過剰です。その場合は、標準的なIOCフィードと境界防御のサービスのほうが効率的です。高い価値を持つ資産がある場合、狙われやすい業種(金融、製造、エネルギー、医療、公共)で事業を行っている場合、特定の標的を狙った兆候のあるインシデントをすでに経験している場合には、プロファイリングが重要になります。

脅威アクターのプロファイリングには、どのくらいの期間がかかりますか?

第一段階のプロファイル(TTP、IOC、インフラ)は通常3〜7日です。技術的なアトリビューションの文書化、ツールの分析、被害者の傾向を含む完全なプロファイルは2〜4週間です。Fortgaleのデータベースにすでにあるアクター(287)であれば、24〜48時間でプロファイルを提供できます。未知のアクターの場合は、収集できた証拠の量と質によって異なります。

まずはプロファイリングから

いま、誰に攻撃されていますか?

最近のインシデント(フィッシング、マルウェア、不審なクラウドアクセス)をお持ちください。FortgaleのCTIチームが5営業日以内に無料のミニプロファイルを作成します。契約の義務はありません。お渡しするのは証拠です。

回答の目安:1営業日以内(欧州の営業日・CET/CEST)。ご連絡は英語です。