古いCMDBとシャドーIT
多くの組織で、インターネットに公開された資産の20〜40%をCMDBが把握していません。シャドーIT、M&A、外部の開発者、マーケティングによるものです。
ASM(アタックサーフェスマネジメント)のうち、EASM(External Attack Surface Management)は、 攻撃者から見えるのと同じ形で外部の攻撃対象領域を外部から検出する手法です。 インターネットに公開された資産、悪用可能な脆弱性、シャドーIT、統合されていないM&A資産、クラウドの設定不備、認証情報の漏えいを対象とします。 検出した露出は脅威インテリジェンス(CISA KEV、EPSS、活動中のアクター)で優先順位を付けます。 理論上のCVEの一覧ではなく、具体的なリスクの一覧をお渡しします。
従来の脆弱性管理は内部からの視点で、CMDBが把握している資産をスキャンします。しかし攻撃者の出発点はCMDBではなく、Shodan、Censys、証明書の透明性ログ、OSINTです。EASMは攻撃者と同じく外部から資産を検出し、この差を埋めます。経済産業省も2023年5月に「ASM(Attack Surface Management)導入ガイダンス」を公表しています。
多くの組織で、インターネットに公開された資産の20〜40%をCMDBが把握していません。シャドーIT、M&A、外部の開発者、マーケティングによるものです。
CVEは年間数千件公開されますが、実際に悪用されるのはその一部です。KEV、EPSS、活動中のアクターとの関連付けがなければ、チームはすべてにパッチを当てるか、どれにも当てられないかのどちらかになります。
公開状態のS3バケット、GitHub上のシークレット、デバッグ用エンドポイントの環境変数は、従来の脆弱性管理では視野の外ですが、攻撃者からははっきり見えています。
同じ脆弱性という領域を、逆の視点から見ます。EASMは従来の脆弱性管理を補完するもので、置き換えるものではありません。
文書化された4つのフェーズで、外部からの検出から、お客様の業種に対して活動中のアクターに合わせた優先順位のルールまでを進めます。
完全に外部からの検出です。エージェント、認証情報、社内へのアクセスは使いません。情報源は、証明書の透明性ログ(CT)、パッシブDNS、インターネット全体のスキャン、ASNのプロファイリング、OSINT、レジストラのフィードです。
検出した資産ごとに、ポート、サービス、バナーを列挙し、ソフトウェアのバージョン、TLS証明書、HTTPヘッダー、リダイレクトチェーンを確認します。技術スタック(ApacheかNginxか、IIS、Tomcat、アプリケーションサーバー、フレームワーク)を正確に特定します。
検出した脆弱性をCISA KEV(Known Exploited Vulnerabilities)、EPSSスコア、Fortgale CTIが追跡する活動中のアクターと関連付けます。お客様の業種に対して実際に悪用されているものだけが優先度を上げます。
24時間ごとに全体を再スキャンします。重要資産(VPN、Citrix、MOVEit、Fortinet)は4〜6時間ごとです。新たに露出した資産、期限切れが近い証明書、バナーのバージョン変更、お客様のスタックに影響する新たなKEVといった差分をリアルタイムでアラートします。
Fortgale EASMが継続的に可視化する5つの露出の分類です。それぞれに専用の手法と情報源があります。
組織がインターネットに公開しているすべての資産を検出します。ドメインとサブドメイン(ルート、買収先、ブランド)、IPアドレス範囲(自社ASNとクラウド上の資産)、証明書、APIエンドポイントです。多くの組織で、把握していなかった資産が20〜40%見つかります。
脆弱性があるだけでは優先事項になりません。優先度を決めるのは実際の悪用との関連です。活動中のランサムウェアグループ、大規模な悪用キャンペーン、お客様の業種を狙うアクターを見ます。
シャドーITは最も危険な資産です。誰も把握せず、誰も監視せず、誰も更新しません。ブランドのキーワード、経営層の名前、IPアドレスの関連付けによって自動的に検出します。
クラウドの設定不備は、現在のデータ侵害の主な原因の一つです。公開状態のバケット、外部に露出したAPIサーバー、コンテナレジストリ、公開リポジトリ内のシークレットを検出します。
シークレット(APIキー、パスワード、証明書、.envファイル)は、公開リポジトリ、ペーストサイト、インフォスティーラーのダンプに流出します。悪用される前に漏えいを特定するため、継続的に検出します。
2024〜2026年の実際のリスクに特に関係の深い露出の抜粋です。それぞれを、悪用している攻撃グループと関連付けています。警察庁によると、2025年にランサムウェア被害を受けた組織へのアンケートでは、侵入経路の6割超がVPN機器でした。
2024〜2026年の主要な侵入経路です。外部に露出したCitrix NetScaler/ADCのバージョンを継続的に追跡し、Black Basta、LockBit、RansomHubが実際に悪用しているCVEの影響を受けるバージョンをアラートします。管理画面の露出は緊急です。
2024年の大規模な悪用では、あらゆる業種で被害が出ました。脆弱なバージョン、ビルドID、管理画面の設定を追跡します。
Akira、BlackBasta、APTグループが実際に悪用しているCVEチェーンです。脆弱なバージョンや管理画面を公開した設定のFortiOS/FortiGateを追跡します。
2023年のCl0pによる大規模な悪用の経路で、数百の組織が被害を受けました。外部に公開されたままのMOVEit Transferのインスタンスを追跡します。
お客様または委託先が管理する、外部からアクセスできるクラウドのバケットを継続的に追跡します。内容はダウンロードせずにサンプリングし、機微度を見積もります。
お客様が保有または管理するWordPressサイト(マーケティングサイト、ブランドサイト)を継続的に追跡します。脆弱なプラグインは、改ざん、SEOポイズニング、不正広告の経路になりがちです。
外部に露出したハイパーバイザーは、ランサムウェアにとって特に重要な経路です(LockBit、RansomHub、AkiraはそれぞれESXi専用の暗号化ツールを持っています)。リアルタイムで追跡します。
露出ごとに、CVSS、KEV掲載の有無、EPSS、活動中のアクター、資産の重要度から重要度を算定します。0から10の数字ではなく、パッチ適用の優先順位の判断です。
CISA KEVに掲載され、お客様の業種を狙うグループが実際に悪用しているCVEが、外部に露出した重要資産(VPN、Citrix、ハイパーバイザー、ファイル転送)にある場合。即時アラート。
KEVに掲載されているものの、お客様の業種への悪用はまだ確認されていないCVE。または、設定の弱い重要資産の露出。またはEPSSスコアが50%超。Webhookアラート。
公開済みでKEV未掲載のCVE、低いEPSSスコア、重要でない資産、影響の小さい露出。週次ダイジェストに含めます。
新しい資産の検出や、重要でない変更(新しいマーケティング用サブドメインなど)。参考情報としてダッシュボードに表示し、アラートは出しません。
役割に応じた4つのチャネルです。CISOにはダッシュボード、SOCにはWebhookアラート、経営層には週次レポート、緊急のケースには手動での検証を提供します。
検出したすべての資産、露出、優先順位付けしたCVE、直近24時間の差分をリアルタイムで確認できるWebコンソールです。重要度、カテゴリ、事業部門で絞り込みできます。
緊急の露出(お客様のスタックに影響する新たなKEV、重要資産の露出、シークレットの漏えい)をWebhook、メール、SMSで即時に通知します。SLAは15分未満です。
CISO向けの週次メールレポートです。資産の差分、新たな露出、関連する新たなKEV、事業部門ごとの概要、優先順位付けした是正の推奨事項をまとめます。
緊急の露出については、Fortgaleのアナリストが手動で検証し(悪用可能性の手動テスト、自動での悪用は行いません)、パッチ適用を支援します。
外部の攻撃対象領域がごく小さい場合、つまり公開IPv4なし、SaaSなし、分散したクラウドなし、頻繁なM&Aなし、外部の開発者なしであれば、社内の従来型の脆弱性管理でリスクの大部分をカバーできます。EASMが意味を持つのは、統合されていない境界がある場合です。
EASMが欠かせなくなるのは、分散したクラウド(マルチクラウド、マルチテナント、マルチリージョン)、頻繁なM&A、多数の取引先、管理されていないシャドーIT、目立つブランド(ECサイト、B2C向けアプリケーション)がある場合、そして大規模な悪用キャンペーンの標的になりやすい業種(製造、金融、医療)の場合です。
判断に迷う場合はご相談ください。不要であれば、Fortgaleのチームがそうお伝えします。
検出した露出は、検知、脅威インテリジェンス、是正のロードマップに活かされます。PDFのレポートの中で止まることはありません。
重要資産が露出していれば、SOCで監視ルールを強化します。アクセスのパターンを監視し、異常な通信のアラートを優先します。
詳しく見る →MDRは、KEVを考慮したEASMの一覧を使って調査の優先順位を決めます。理論上のCVEに費やす時間を減らし、実際に露出している資産に集中します。
詳しく見る →STIX/TAXIIフィードに、もう一つの層が加わります。一般的なIOCではなく、お客様固有の露出を悪用するアクターのIOCです。
詳しく見る →脅威アクターのプロファイリング、脅威インテリジェンスフィード、セキュリティアドバイザリ、経営層向けブリーフィング、ディープウェブ・ダークウェブ監視、ブランドインテリジェンス。ASMは7つの機能のうちの06です。
一覧を見る →EASMのデータは、CISOが取締役会に持ち込み、投資と是正の優先順位を経営の言葉で説明するための材料になります。
インターネットに公開している資産が実際にいくつあるか(CMDB上の数との比較)、どれだけのシャドーITが見つかったか、統合されていないM&A資産がいくつ残っているか。
悪用中のCVEがいくつ影響しているか、外部に露出した重要資産がいくつあるか、直近12か月でいくつのシークレットが漏えいしたか。
事前の警告でいくつのインシデントを回避できたか、いくつの資産を削除または保護したか、回避できたコストの見積もりとサービス費用の比較。
「取締役会向けスライド3枚」のパックは、EASMのプレミアム成果物に含まれ、ご要望に応じて提供します。
EASM(External Attack Surface Management)は外部からの資産検出です。エージェントや社内システムとの連携を使わず、攻撃者から見えるのと同じ形で組織の外部の攻撃対象領域を明らかにします。従来の脆弱性管理は内部からの視点で、CMDBに登録済みの資産をスキャンします。EASMはCMDBが把握していないもの(シャドーIT、M&A後の資産、外部の開発者、退職者の資産)を見つけます。
検出した脆弱性を、CISA KEV(Known Exploited Vulnerabilities)、EPSSスコア、Fortgale CTIが追跡する活動中のアクターと関連付けます。たとえば、CVSS 9.8の「緊急」のCitrix NetScalerのCVEでも悪用が確認されていなければ、ランサムウェアグループが実際に悪用している「高」のFortinetのCVEより優先度は低くなります。
はい。公開状態のS3バケット、外部に露出したAzure Blob StorageやGCP Storage、公開されたKubernetes APIサーバー、Dockerレジストリ、公開リポジトリ(GitHub、GitLab)内のシークレット、認証のないSaaSのAPIエンドポイントを検出します。Cloudflare Workers、Vercel、Netlifyへのデプロイも対象です。
必要ありません。EASMは完全に外部からの手法で、公開情報源(証明書の透明性ログ、パッシブDNS、インターネットスキャン、OSINT)を使い、エージェント、認証情報、社内システムへのアクセスは不要です。導入時に共有いただくのは通常、ルートドメイン、既知のサブドメインの一覧、IPアドレス範囲の一覧、社名とブランド名の一覧です。それ以外はFortgaleが見つけます。
全体の検出は24時間ごとです。重要資産(VPN、Citrix、MOVEitなど)は4〜6時間ごとです。新たに露出した資産、期限切れが近い証明書、バナーのバージョン変更、お客様のスタックに影響する新たな悪用中のCVEなど、重要な差分はリアルタイムでアラートを送ります。
外部の攻撃対象領域がごく小さい場合(公開IPv4なし、SaaSなし、クラウドなし、ECサイトなし、外部に露出した経営層なし)は、社内の従来型の脆弱性管理で足ります。一方、分散したクラウド、頻繁なM&A、多数の取引先、管理されていないシャドーITがある場合、EASMは1〜2週間で具体的な成果を出します。
30日間の無料アセスメントをご依頼ください。外部の攻撃対象領域の全体スキャン、KEVを考慮した優先順位付け、実際に検出した露出をまとめたレポートをお渡しします。契約の義務はありません。
自動返信やナーチャリングメールは送りません。1営業日以内(欧州の営業日・CET/CEST)に、アナリストから英語でご連絡します。
レポートの全文(エグゼクティブサマリー、運用向けIoC、技術的な対応手順書)は限定公開です。いくつかの情報をお送りいただくと、アナリストからアクセス方法と簡単な技術ブリーフィングについてご連絡します。
30分以内に折り返しご連絡し、1〜4時間を目安に封じ込めを行います。Fortgaleのお客様でなくてもご相談いただけます。緊急対応は英語で行います。