サイバー防御におけるAI:ティアゼロのトリアージとインテリジェンス
FortgaleにおけるAIは、MDIRのサイクルの中で働きます。アラートに重みを与え(導入30日目でノイズを90%超削減)、287の攻撃グループと攻撃ツールのプロファイルでシグナルを相関分析し、ポータルでは、お客様のデータだけを対象とする3つのアシスタントが質問に答えます。判断はアナリストが下し、AIはそれを速めます。
二つの異なるAI:守るAIと、守られるAI
セキュリティとAIの話題では、二つの異なるものが混同されがちです。一つめは守るAIです。SOCを支える技術で、シグナルを読み取り、優先順位を付け、攻撃者について分かっている情報と結び付けます。二つめは守られるAIです。コパイロットや社内アプリケーションなど、企業が導入するAIシステムのことで、それ自体が攻撃対象領域を持ちます。こちらはAI Securityサービスの対象です(お問い合わせください)。このガイドで扱うのは前者です。両者を混同すると、約束する内容も、求める内容も食い違ってしまいます。
Fortgaleでは、防御のためのAIをプラットフォームに統合し、お客様のデータに適用しています。マネージドサービスのサイクルの中で動くものであり、独立した製品ではなく、人の代わりでもありません。
ティアゼロのトリアージ:自動化が担うことと、人に残ること
ティアゼロは、すべてのアラートが人の手に届く前に行う最初の読み取りです。ここでAIが行うことは三つです。お客様の文脈でアラートを読み、攻撃者のプロファイルと照らし合わせ、関連のないものを除外します。測定できる成果は、導入30日目でノイズを90%超削減することです。
判断と責任を要することは、すべて人に残ります。インシデントの評価、封じ込めの判断、お客様とのやり取り、現場で確認した手口のプロファイルへの反映です。サービスとして重要な中央値は、検知まで15分未満、封じ込めまで30分未満です。ティアゼロがあるのは、より少なく、より関連性の高いシグナルをアナリストへ届けるためです。
MDIRのI:アラートに重みを与えるインテリジェンス
文脈のないアラートは、孤立した事実にすぎません。287のプロファイルとして攻撃グループと攻撃ツールを把握していれば、すべてのシグナルを、攻撃者について分かっている情報に照らして読めます。正規の認証情報によるログイン(T1078)は、通信先のインフラがお客様の業種を狙うグループのものと一致するまでは、ありふれたイベントです。一致した時点から、それには名前と履歴、そして優先度が付きます。
だからFortgaleはMDIR(Managed Detection, Intelligence and Response)と呼んでいます。インテリジェンスは、指標の一覧として後工程に届くのではなく、サイクルの中を巡ります。この用語と、使い方の限界については、MDRからMDIRへで説明しています。
ポータルのAI Assistant
お客様ポータルのAI Assistantには、Technical、CISO、Intelの3つのアシスタントがあり、環境やインシデントに関する質問に、お客様のデータだけを使って答えます。契約年度ごとに5つのAIクレジットが含まれます。プラットフォームに統合し、お客様のデータに適用するAIで、欧州のインフラで動作します。詳細はFortgale Defence Platformのページをご覧ください。
人による監督、品質の維持、透明性
防御にAIを使うなら、組織はその使い方を説明できなければなりません。Fortgaleの考え方は、仕組みに組み込まれています。人による監督:すべての対応はアナリストを経由します。品質の維持:生のアラートとアナリストに届いたアラートの比較は継続的な測定であり、品質が落ちればお客様の数値に表れます。透明性:AIがサイクルの中で担う役割と限界を、明示します。
AIが単独では行わないこと
- アナリストを介さずに自動の対応を始めることはありません。封じ込めは人の判断です。
- 人によるCTIの代わりにはなりません。攻撃者のプロファイルは実際のインシデントの分析から生まれ、チームが更新し続けています。
- プロンプトインジェクションなど、AIシステム固有のリスクをなくすことはできません。統制と監督で低減するのであって、ゼロにはしません。
AIが行わないことを示すのも、サービスの一部です。人のいないSOCを約束する者は、誰にも証明できないことを約束しています。
AIは読み取りを速め、インテリジェンスは攻撃者に名前を与え、判断はアナリストが下します。三つの異なる役割が一つのサイクルになる。それが、攻撃を間に合ううちに止める方法です。守られるべきAIシステム(AI Security)については、お問い合わせください。
よくある質問
AIはSOCの代わりになりますか?
いいえ。AIが担うのは第一段階、つまりティアゼロのトリアージで、シグナルの読み取りと優先順位付けを速めます。封じ込め、対応、判断は、2017年からミラノで運用しているSOCのアナリストが担います。アナリストを介さずに始まる対応はありません。
お客様のデータが公開モデルの学習に使われることはありますか?
いいえ。お客様のデータが公開モデルの学習に使われることはありません。アシスタントは、欧州のインフラ上で、お客様のデータだけを対象に回答します。
ノイズ削減はどのように測定していますか?
情報源が生成した生のアラートと、実際にアナリストへ届いたアラートを比較します。結果は、導入30日目で90%超の削減で、お客様ごとに測定しています。
理論から実際の運用へ
ここで解説した内容を、Fortgaleは2017年からミラノで運用する24時間365日体制のSOCで毎日実践しています。287の脅威アクターを継続的に追跡し、封じ込めまで30分未満で対応します。サービスの詳細:Fortgale Defence Platform
関連リソース: MDRからMDIRへ · サイバー脅威インテリジェンス(CTI)とは · MDRとは
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